スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察

固定電話に罪はない

別館『スキゾイドパーソナリティ障害の生存競争』も更新中です。 http://schizoid.hatenablog.jp/


日本の労働文化に君臨する固定電話。電話の取り次ぎをさせることによるマウンティングが常態化しているので、おそらく半世紀後も消滅していないだろうと思われる。全員に携帯電話を持たせて直通でやりとりさせるか、スカイプなどの文字情報でやりとりを全部共有しておいた方が高効率だと思うものの、非効率なことを続けることで仕事を創出するこの国の常識からすればそんなのは妄言にすぎないようだ。

外線や内線のコールが鳴り、部署で最弱の人間が出なければならない。周りの人間は誰も電話を取ろうとせず、誰か早く出ろよという嫌な顔をするだけ。だったら最初から携帯電話にすればいいのだ。わざわざ取り次いでも嫌な顔で出る人間も多く、だったらそのやりとりをいっそのこと廃止したりすればいいのではないだろうかと思うが、大して急ぎでもないのにすぐに電話をかけてくる電話好きも年配者には多いので、それを若い人間に強制して強弱関係を誇示することに執着しているのだろう。

取り次いでも機嫌が悪いと無視して出たり、わざわざ人の仕事を中断させて自分の便宜を図らせているということに無自覚な人は多い。私も取り次いでもらう時があるが、必ずありがとうございますと声をかけるようにしている。わざわざその人の作業を止めて手間をかけてもらっているのだ。それに対して感謝もできず、ましてや自分の機嫌をぶつける対象とするなんて人間として終わっている。残念ながらそのタイプの人間が年配者に多く、自分たちが昔されたマウンティングを劣化コピーさせて次世代に強いる。

固定電話に罪はないのに、固定電話を変な形で使う文化が残っている。縦社会で順番に決裁を取っていくようなくだらないことをやっているようではいつまでたってもこの文化はなくならないし、この国では関係者相互の強弱関係を明らかにさせることが仕事みたいなもんだから、文明の進化と反比例する形でどんどん泥沼化していくに違いない。