スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察

当駅どまり

別館『スキゾイドパーソナリティ障害の生存競争』も更新中です。 http://schizoid.hatenablog.jp/


「この電車は、次の○○駅どまりです。どなた様もご乗車になれませんので、お近くのお出口よりお降りください。本日も東京メトロをご利用くださいまして、ありがとうございました。」


終着駅のアナウンスが流れる。もうすでに数駅乗り過ごしてしまった。頭で乗り過ごしたとわかっており、しかも寝ているわけではなく、目が覚めているのだ。


なぜ乗り過ごしているのか、それは、金縛りによって身体が椅子から離れないからだ。起き上がろう、立ち上がろうとすると、上から多大な圧力がかかったような状態になる。


これはよほど職場へ行きたくないのだろうか。それとも、職場に行くと死んでしまうのだろうか。交通事故にでも遭ってしまうのだろうか。


そういう警鐘なら今日はサボろう。休もう。もう身体がコントロールできないところまで、私の精神は崩壊しているのである。このままでは、自殺してしまうかもしれない。


そうもがいていると、電車は終着駅に到着した。路線はこの先も続くのだが、運転整理のために当駅執着の電車が設定されている。


そもそも、私がこの電車を選んでいるのは、最寄駅から大幅に寝過ごさないためだ。終着駅が近ければ、乗り過ごしても、戻ることが容易だからだ。


駅員が降車促進のために車内を巡回している。まもなく声がかかりそうだ。金縛りにあっているなどといっても信用されまい。絶望的だ。


覚悟していたところ、目が覚めた。