スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察

被害者は泣き寝入りか

別館『スキゾイドパーソナリティ障害の生存競争』も更新中です。 http://schizoid.hatenablog.jp/


倍返しという言葉が流行ったが、仕返しとして倍にするという行為自体は非難されやすい。根性論少年法大国の日本は加害者保護の体質が強く、弱者の利益は無視されがちであるからだろう。たとえば、冷やかし程度の挑発に対してコテンパンに仕返しをすることなどは、過剰防衛としてむしろ善悪判定で分が悪くなる。せめてやられた分だけやり返せということなのだろう。しかし、この考え方はおかしいと思う。なぜなら、先制攻撃をしかけられた場合、受け手が被る損失は単純な被害だけではなく、逸失利益も含まれるからである。つまり、攻撃された被害者は、被害の直接的な不利益に加え、被害を受けなかったときに生み出せたであろう利益の獲得機会も失っているのだ。だから、その利益の獲得機会についても、加害者には償う権利が生まれる。このように考えれば、1回人を殴った人間は2回殴り返されて当然であるし、ちょっかいをだしてくる人間に対して物を投げて叩き潰すという行為も、その妥当性が少しは認知されやすくなるのではないだろうか。