スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察。個の尊重される社会とは。

寝坊を互いに許す世界

別館『スキゾイドパーソナリティ障害の生存競争』も更新中です。 http://schizoid.hatenablog.jp/

憂鬱な月曜の前日の日曜は、ついつい酒を飲みすぎてしまう。明日への負担からかなかなか寝付くことができず、夜更かしをしてしまい、寝坊をしてしまった。

寝坊とはいえ、始業時間を15分ほど遅れただけにとどまり、途中で遅延の連絡を入れていたので、一言二言くらい上司から嫌味を言われるか叱責されて終わるだろうと思いつつも、休日明けから憂鬱な気持ちが一層大きなものとなった。

会社につき、広いエントランスに立つ警備員の冷たい視線を浴びながらエレベーターで事務所へ上がる。ドアを開け「おはようございます。遅れて申し訳ございませんでした」と周囲に聞こえるように一言言い放ち、上司の席へ出向き、同様の挨拶をして頭を下げる。

すると、上司は笑顔で

「何を謝ってるんだい?遅刻なんて誰でもするじゃないか。今日は天気もよくないし、朝から憂鬱だよな。仕事なんてする気にならないよな!わかるよ君の憂鬱な気持ち。僕も、気分が乗らないときは遅れて出社することにしようかな。みんなもそうしよう。お互い、相手に優しくすれば、窮屈じゃない。それに、眠い目を擦って無理矢理起きて会社に来るなんて、人間らしくないよな!ハハハハ!」

事務所内に拍手が沸き起こり、みんなが楽しく幸せそうな笑顔を浮かべている。

その日以降、叱責や罵声は消え、仕事の効率は格段に向上し、社員も気楽に働けることでかえってメリハリをつけられるようになった。今では月曜日がすっかり楽しい日になっている。


というところで目が覚めた金曜の朝、今日も死んだような顔で死んだような空気の中を、職場へ向かうのであった。