スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察。個の尊重される社会とは。

子供を作らない理由

別館『スキゾイドパーソナリティ障害の生存競争』も更新中です。 http://schizoid.hatenablog.jp/

私が子供を持とうと思わない理由は色々あります。色々とありすぎてここらでまとめておきたい意思が強くなってきたため、書いておくことにします。

色々ともっともらしい理由を並べて偽善者っぽくなるのも嫌なので、まずは最も自分勝手な理由から書くことにします。そう、覚悟がないからです。家族を持ち、完璧に養うために労働中心の人生になるのが嫌だからです。やろうと思えばできないこともないのでしょうが、家族の維持のために心の豊かさを失った中年男性を散々見てきましたから、絶対に同じようにはなりたくありません。失礼な言い方ですが、不幸になるために家庭を持つという本末転倒な伝統に追従するのが嫌なのです。

次に勝手な理由はなんでしょう。多分これです。私自身が学校や会社が大嫌いだからです。子供を持つと学校という村社会にもう一度足を突っ込まなければならない。私自身は学校にまったく関わりたくない。この時点で育児は無理でしょう。そしておそらく私の遺伝子を受け継いだ子供は学校が嫌いだと思います。私は子供が学校に行きたくないと言ったら普通に休ませたいですし、嫌いなことを強いるようなクソ親にはなりたくないので自由にさせるつもりですが、そうすると学校も会社も社会も全部から退場していいよという許可になり、私が死んだら生きていけない子供が完成します。どっちにしたってこの残念な弱肉強食社会で生き残れないことになります。

この次はなんでしょう。自分が嫌だという理由以外に思いつくとすれば、子供への哀れみでしょうか。今の社会、資本家が労働者を奴隷にし、政治は老害だらけ、年功序列と逆ピラミッド構造によって若者は主権剥奪状態に等しく、ブラック企業やバブル世代、団塊世代、マナー講師など、ヤバ目の人たちが猛威を振るっている状態です。そんな社会に生まれて幼少期から競争競争、進学や就職のために教育し、生きていき、消耗戦を繰り返す。運よく就職できても低賃金だったりハラスメントが多かったり、東京五輪のように若者というだけで高齢者の浪漫を叶えるために動員されるような世の中では、余暇も余裕もない、何のために生きているのかわからない人生になる可能性濃厚です。私は運よくまともな環境とギリギリ最後の平穏な時代に生まれましたが(景気は崩壊していましたがこうして世代継承を放棄することでセミリタイアを図りたいところです)、もうこれからは終わった世界でしょう。小学生時代からスマホ、ライングループ、イライラしながら馴れ合い、本当に大変ですよ。

自分が苦しむ、自分が苦手だ、子供が苦しむ、ここまで3つの苦悩を理由にしてきましたが、最後の理由はこれ。人間が生命のリレーを繰り返すこと自体に疑問を感じることと、それを無条件に本能として受け入れることに疑問を感じるためです。生命が繁栄を繰り返すことをあたかも動物の基本本能と捉える人が多いですが、少産化なんて戦後に既に発生していますし、種族としての乳児死亡率が下がれば1個体あたりのリスクヘッジとリソースを確保するために少産化することは生物学的にも明らかです。なのに今になって、今の若者だけが繁栄を放棄しているような物言いには悪意を感じますし、むしろこうした上記3点を踏まえて生誕リスクを未然に防止するための生存本能そのものであると考えざるを得ません。時代によって本能も変わる。それが自然なのではないでしょうか。

最後に、これは社会的な問題かもしれませんが、今の時代に子孫繁栄に執着している人って大きく次に分類できるような気がします。主観です。妄想です。突っ込みは勘弁してください。1つは単純に子供を大事にするタイプの人間です。この人たちは性善説を中心に育ち、経済的に失敗しておらず、純粋な愛情の分配を施せば生命は幸福を連鎖させることができると信じているグループです。本当に性格がいい人で温かい家庭を作るタイプの人がこれです。

2つ目は世間体重視の家族。昭和的な価値観で家庭や育児を必須事項と思うタイプの人がこれに該当します。普通はこうするものだと考え、年中行事や通過儀礼を重視するタイプ、趣味よりも仕事と家庭が優先される生き方をしている人たちです。ある意味今のバブル以前の多くの人がこれに該当するのではないでしょうかね。氷河期以前の出生率がそこまで致命的じゃないのも、この世間体による生命維持によるものではないかと思ったりします。ただし、流れや勢いで人生を決定しているので、夫婦仲が破綻していたり、仮面夫婦だったり、世間体の裏にある闇が多いような印象です。何のために我慢したりイライラしているのか自分でもわからない人が多いのかもしれないですね。

3つ目は世間体だけじゃなくてマウントにも家庭を利用するグループ、これもある種の世間体主義者ですが、過剰に子供の学歴を気にしたり、家業を継承させることに執着するタイプの親がこれです。子供ができた途端に子供はいいものだとか主張を変えたり、未婚者に対してマウントとってきたり説教してくるタイプ、離婚歴があるのに結婚を誇ったりする人もこれに該当します。親戚にこの類がいますが、団塊団塊ジュニア、息子側が極度のマザコンで離婚歴有、再婚で子供をポコポコ設け、挙句の果てに祝い金の要求やセレモニーの開催を繰り返す正真正銘のキチガイです。この手の人間は世間体も重視するので中堅以上の経済力を持っており、自然淘汰されにくいのが厄介です。今後少子化を迎えながらも繁殖し続けるカテゴリーの1つになりそうですね。

4つ目はヤンキー型で、説明するまでもないでしょう。動物的繁殖で生命のリレーを繰り返すタイプです。幸福感や倫理観や社会情勢などは一切度外視してスケールや暴力を強さの象徴にする人間が一定数存在し、未来永劫この手の人間は消滅しないと思いますから、ある意味最後まで動物として椅子取りゲームに勝つ人種かもしれませんね。

この4タイプの家族が今後消耗戦を繰り広げるわけですが、どのような結果になるのか、興味がなくはありません。