スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察

隊長はいなくていい

別館『スキゾイドパーソナリティ障害の生存競争』も更新中です。 http://schizoid.hatenablog.jp/


人間は組織を作るのが大好きな生き物だ。災害対策本部、業務の課題解決のための部門横断混成部隊など、部や隊といった名称で構成員が一丸となっているという設定に酔いしれる。一体何がそうさせているのかはわからないが、それが私の人生に対して負荷となっている事態は今に始まったことではない。

小学生時代から、あるいは幼稚園時代から、戦隊ものやヒーローものを題材に、それを模倣するごっこ遊びをすることを好む人は比較的周りに多かった。ちょっと遊ぶにしても、仮想の秘密基地を作って「隊長」を置きたがる人間がいた。「隊長がいた方が全体がまとまるでしょ?」と彼は私に言った。全体がまとまる必要が単なるごっこ遊びのどこにあるのだろう。そういう疑問を挟む余地がなかった時点で、私と彼は友人ではなかったと思う。そして結局毎回彼が隊長になる。そうしないと、不機嫌になるからだ。

隊長の命令は絶対なので、何か面白いことをしたり、特に意味もなくその他の人間が競い合わされたりすることがあった。こうして夕方になっていく。あれから20年近く、この人物とは一度も関わっていないので、そんな記憶も薄れてくる頃なのだが、私が組織社会を避けるようになったきっかけの1つとして、時々「隊長がいた方が…」という一言を思い出す。

目標に向かって一丸となることがそんなに素晴らしいことなのだろうか。運動会・文化祭・会議・宴会・出張、すべてが私にとっては苦痛であるし、サボったり視点を変えたり人間関係をリセットしながら適当に楽しく生きることの方が私には魅力的だ。どんどんサボって、その分、イライラするのはやめて毎日笑いながら過ごす。もちろん、何か問題が起きたり真面目に考えなければならないことは考える。今の便利な社会ではその程度で十分ではないかと思う。