スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察

「小田原・箱根」電車旅

別館『スキゾイドパーソナリティ障害の生存競争』も更新中です。 http://schizoid.hatenablog.jp/


明治神宮前駅に差し掛かった時、ふと小田原方面に行きたくなった。昨年、ドライブの途中で立ち寄った早川漁港や、久しく行っていない箱根の街の景色が頭に浮かんだので、とりあえず横浜へ向けて南下する。渋谷で後続の特急に乗換え、横浜までは東横線。そこからは東海道線の普通電車を利用する。グリーン車を利用しようと考えたが、横浜駅で北口を使っていたので遠かったのと、思いのほか車内が閑散としていたので、余裕で着席することができたため、今回は使用しなかった。

相鉄の西横浜駅を通り過ぎることから眠気に誘われ、見慣れた景色である戸塚・大船・藤沢・辻堂・茅ヶ崎の記憶はなく、平塚がすぎるあたりまで熟睡していた。大磯や二宮に近づき海が見えてくることに目が覚めてくる絶妙のタイミングだ。国府津からは小田原市街と背景の海が遠近を飾るお気に入りの車窓が広がるので、今回はアクションカメラを使って広角で車窓動画を撮ってみる。車内が空いているのでこういった行為も比較的容易なのが平日のありがたさだ。

小田原に到着、時間調整で5分停車する。その間に飲み物を買い足しておく。そして3分ほどで早川に到着。駅前の寂れた感じがとても好きだ。既に蜻蛉が駅の周りを飛んでいた。昔はハチと見間違えて極度に怖がったりもしたが、今は安心して眺めていられる。漁港を過ぎ、海鮮食堂・漁師食堂や直売所が集まる区画の1つの路地に入ると、最初の目的であるマグロ食堂『かしわ水産』が見えてきた。

カマ煮とお刺身の定食をいただいた。とても美味しかった。混雑を避けた時間帯に訪問したので、ゆっくり食事ができた。店の前の席で食事をされている方もいらした。お店の方もとても親切だった。

市場の方を少しだけ散策してみる。一般人がどこまで入ってよいのかわからず、若干戸惑ったものの、気になったエリアは一通り歩くことができた。この時間になると台風の名残は消え、猛暑が復活していた。大阪ぶらり旅を思い出す地獄の暑さが迫っているのを感じ、次の目的地へ向かう。

至近距離ではあるが、次は『ひととせの雪』というかき氷店。ホームページをご参照いただきたいが、かき氷の作り方がとても特徴的で、果実を先に凍らせてから氷を削るという面白い方法。そのおかげで最後まで果肉の濃厚な味が楽しめる。いちごにしようと思ったが、今回はトマトを選択。凍らせたトマトの味は想像できるが、それを細かく削っていただくというのが想像しきれなかった。

味は最高。そもそもこのメニューの中の果物は全部好物なので、どれでも美味しいことはわかっているが、塩分と糖分がバランスよく楽しめるトマト味はこの酷暑に最適だったと思う。塩と自家製ガムシロップ、それに昆布茶がサービスでついてくる。冬にもかき氷を楽しむことが出来そうだ。付近に来たら必ず立ち寄る定番の店になりそうだ。

早川漁港周辺の街並みをもう少しだけ歩く。このあたりは国道135号線が線路と並行し、小田原厚木道路、箱根新道、箱根ターンパイクのジャンクションも近くにあり、箱根板橋駅方面に歩けば登山電車や国道1号線が見えてくる。小田原駅に続く交通の密集地で、歩いていて面白い。箱根登山バス小田原駅から漁港周辺を経由して真鶴駅方面に走っているらしいので、今度はバスも利用してみたい。

東海道線を1駅戻り、小田原へ。随分とお腹が一杯になったので、箱根を散策することにする。小田急の各駅停車で箱根湯本へ。自動放送が用いられ、路線図もとにかく丁寧に案内が施されていた。公共交通を使った箱根観光は、小田急・登山線・ケーブルカー・ロープウェイ・船など、何度も乗換が必要なので、そのことが詳細に案内されていた。そうやって乗り物を何度も乗り換えながら道を行くのがまさに「旅」という感じで箱根に惹かれる理由の1つだ。

今は外国人観光客も多く、街がにぎやかで面白い。英語で道を聞かれたり質問されたりするので、英語忘れ防止に少しは役立っていると思いたい。私のように乗り物や地図、街が好きだと、その分野の会話だけは少しはできるので、助かっているけれど、少し脱線すると戸惑うだろうなと思う。

箱根湯本駅に到着。商店街を一通り歩く。お土産物・飲食店の他に、靴屋さんや雑貨店もいくつかあり、今まであまり注目していなかったので、お店を何軒か見て回る。観光地でありながらも地元の人の生活がそこにあって、ここから通勤や通学や旅に「出発」する人もいるんだなという当たり前すぎることを今更ながら思う。そして本当に観光客が多い。観光客が多い中を長年1人で歩いてきた自分にとってはなかなかきつい空気もあるが、それでも渋谷や原宿を1人で歩くよりは1兆倍マシだろう。

湯本富士屋ホテル方面の赤い橋「あじさいばし」の前に人力車がスタンバイしている。人力車の赤色が橋の色と同じで良い感じの景色だ。子供の頃、この辺から川沿いに降りて水遊びをした記憶が蘇る。入生田の生命博物館やはつ花そば本店にも行った。10年以上前の話だろうと思う。今はお酒を飲むようになったので、箱根の飲食もまた違った形で楽しめるのだろう。普通の居酒屋も何軒かあるようだった。住宅は、戸建てが多い。

40分ほど歩いて箱根湯本を去る。帰りもタイミングが特急と合わず、各駅停車で小田原へ戻る。小田原で再び下車。少し運動したので、休憩を兼ねて地ビールの店へ行く。訪れたのは『たこ右衛門・箱根ビール』という、鈴廣かまぼこで作ったタコ焼きを売っている店に設けられた立ち飲みコーナー。小田原エールや箱根ビール、夏限定の足柄ヴァイツェンが楽しめる。少し食べ過ぎてしまい、後半は胃が重くなってきたが、それでもビールとかまぼこを美味しくいただけた。

小田原駅南側商店街を少しだけ歩き、駅前地下街に入る。地下街がこんなに色々あっただろうかと一瞬記憶が曖昧になる。駅の1階からエスカレーターで地下通りに行けるなんていうルートがあっただろうか。思い出せないが、おそらくあったのだろう。小田原は宿泊したこともあり何度も訪問してきたものの、まだまだ知らないことが多くあるようだ。

14時を過ぎ、そろそろ自宅方面へと戻ることにした。どこに行こうか直前に決めたものの、行ってみれば必ず何か発見があるというのが自分の考えで、ノープランでもとりあえず電車に乗ってみればそれが旅になると思っている。だから乗り物でブラブラする旅はやめられない。次回はどこに行こうか、常に考えている。

ということで今回のレポートはこの辺でおしまいです。ありがとうございました。写真なども撮影していますが、それらはツイッターなど別所でまとめたいと思います。