スキゾイドパーソナリティ障害の生存競争

人間=害悪、人間リスクについての考察。毎週月曜日更新。 別館=http://schizoid.hatenablog.jp/

魔法の言葉「そうだね」

誰かが愚痴を零したり、持論を展開したりするときに、とりあえず否定しないことにしている。否定するというよりは、意見するということをできるだけ避けている。たとえば法律を守るだとかいう客観的な是非が確定する傾向のあるものは別だが、主観が及ぶような話題については、基本的に相手の主張を全面的に肯定する、あるいは相手の主張が存在すること自体を否定しないことが、とても大切だと思っている。

何かが違うと思ったり、自分とは違う価値観が存在していたとしても、それを感じるだけの相手の経験や経緯、人格があるわけだから、それについて自分の意見を武器にして反論しても、結局相手が納得したり歩み寄りが起こったりするわけではなく、平行線のままの可能性が高いからだ。

そして相手の提案についてもできるだけ従うようにしている。たとえば誰かが食べ物をよこして「これを食べなさい」とか「食べたら?」とか言う場合、拒否するとどうなるかは自明であり、仮に拒否をすることで自分の主張を通せたとしても、その後に相手が示すリアクションに対応することによる精神衰弱の方が遥かに打撃が大きいからだ。

肩の力を抜いて、適当に相手のペースに合わせて相手が機嫌よく推移する。これを繰り返すのが、感情を行使する人間に対する平和維持の方法なのかもしれない。