スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察

多様性の嘘

「どんな生き方でもいいじゃないか」と多様性を承認し、歓迎するような発言をする人も、機嫌が悪い時や余裕がない時は、普通以外の生き方を平気で否定してくることが多い。普通に生きてこられた人ほど、心の底では自分の生き方が正解だと思っているし、それを覆すようなことを受け付けないのかもしれない。

いずれにせよ、調子のいい時に肯定的なことを言われて安心していると、翌朝にはリセットされていることがあるので、注意するようにしている。本音ベースで人生観や価値観を語ってしまうと、タイミングによっては相手に嫌な顔をされたりステレオタイプを武器に全否定されることがあるからだ。全否定されてもいいのだが、場の空気が悪くなることが厄介だ。

多様性を重視するといいながら、容認されるのはそれが遠い存在であるときに限られる。友人、家族、社会関係など、身近な人間がスタンダードを外れようとするならば、たちまち非難の対象となってしまうのだ。それを加味して行動しなければ、人間関係をうまく切り抜けることができない、とても生きづらい世の中だと思う。なんでも相談していいよという人間ほど、いざ例外が生じた瞬間に態度を変えてくる。

多様性の嘘、多様性の罠…なんと表現すればいいのかわからないが、価値観の守備範囲が広くなったときは条件付き肯定であることが多いから注意が必要だ。