スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察

労働様の興奮

別館『スキゾイドパーソナリティ障害の生存競争』も更新中です。 http://schizoid.hatenablog.jp/


誰かが死ぬわけでもないのに必要以上に焦ったりイライラしたりする人間がいる。会議の進行が少しずれたり前後するだけで「メンツ、体裁はどうなんだ」と発狂交じりに怒号を響かせる感情行動を容赦なく繰り返す。

こうした人間は必要のない仕事をしている職場ほど多いように思う。定例の会議で妙に張り切るとか、内部向け文章の文言を何時間も考えて直前に訂正することで何百枚の紙を無駄にするとか、とにかく形を気にする人間が多い。そしてすぐにイライラする人間はすぐに喜ぶし、笑うし、泣く。さんざん非難していた人間が亡くなると、途端に態度を変えて「あいつはいい奴だった」と号泣する場面を見たことがある。

この類の人間は自分が相手に発散している意識がないので、 感情の持続性は皆無に等しい。自分が世界の中心で、自分がすっきりすることだけを考え、それに周囲の環境をエピソードとして重ねてくる。だからその時の気分によって主張が異なるし、咄嗟に思いついたことを勢いだけで部下に命令したりする。必要がないのに重大な議論のように扱ったり、何か上手いことを言いたいがために最初からその方向で話を組んできたりと、とにかく面倒くさいのだ。

間違えたら訂正すればいいし、何かトラブルがあったらその時に最善を尽くせばいい、人命にかかわることについてはそうもいかないが、実際には災害などの緊急事態においてさえ、その場でベストを尽くすことに注力することが重視されるのだ。それらより遥かに緊急性の低いオッサン達の人間ごっこ、権威ごっこにおける媚売りや口だけの評価のために、イチイチ感情をヒートアップさせて興奮することができる労働様は、ある意味幸せなのかもしれない。