スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察

週5回の現実逃避

別館『スキゾイドパーソナリティ障害の生存競争』も更新中です。 http://schizoid.hatenablog.jp/


宝くじを買うのが好きなのだが、なかなか同じ趣味の人に出会わない。当たらないから買わないと笑われてしまったり、他のことで贅沢をしたいという意見が多い。なので今回は、個人的な宝くじを買う意味などを書いてみる。

私が宝くじを買う理由は単純に楽しいから。確かに当たらないに決まっていると断言できるような確率だが、1万円や5万円レベルなら過去に何度か当たったことがあるし、そうした小さな当選を楽しむという意味では、そこまで極端に現実離れしたレベルではない。それに買うにしてもせいぜいランチや行きたくもない宴会1回分なので、会社の付き合いに消極的な自分にとってはそこまで大きな出費にもならないから、損得でいえばそこまで問題でもない。

そして何より楽しいのが「当たった後のことを想像できる」こと。高額当選をすれば苦しいだけの労働から解放される、あるいは、労働するにしても、ただ生活が不安で世間体もあるから我慢しているだけという単一な動機から解放され、少しでも面白いと思う仕事をすることができる、気楽に働くことができるという前提を想像するだけでも十分に小さな娯楽になる。

学生時代の夏休みのような楽しい時間が労働者には用意されていないから、我慢が一区切りつくタイミングがない。だから労働者は鬱になりやすいのだと思うし、小休止や安穏な時空間の存在が少しでも感じられれば、精神衛生にも良いだろうと思う。

自由だった学生時代も、高校までは集団生活の強要であったわけだから、長期休みが待ち遠しかったし、休み中よりも、どちらかというと長期休みが近づいてくる残り1日や2日のタイミングの高揚感が大きいものだった。あと少しで解放される、そんな解放への展望が見えてくるとき、長いトンネルの出口が光を通して感じられるような喜びがそこにはある。労働のトンネルにそんな光が差し込むことを想像するだけでも、十分に現実逃避が可能である。

だから、宝くじを買い続けてしまうのだ。