スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察

笑わないセールスマン

別館『スキゾイドパーソナリティ障害の生存競争』も更新中です。 http://schizoid.hatenablog.jp/


普通に結婚し、普通に子供を育て、普通に昇進し、普通に定年を迎え、普通に死ぬという反復をすることに、一切の魅力を感じない。この中で一番現実的に感じないのが子孫繁栄だろう。確かに私は恵まれた環境で育ってきたしほとんど親や環境の貯金で今までやってこられた人間だから、人生の苦さを全面的に経験しているわけではないし、そういう考えになること自体が不自然だと思われるかもしれない。

しかし、最近の社会を見ると、子供のうちからいじめや人間関係の面倒くささ、厄介さが顕著であり、精神的に人生に躓いてしまうリスクが大きすぎる。過労自殺パワハラもどこで起きるかわからない。人間により侵略されるリスクがどこにでも存在する。

人間が作り出す組織はその中でだけ通用する何の合理性もないローカルルールを作り出し、弱肉強食の構造を作り、外部の干渉を許可しない。その結果が無法地帯の学校であり、会社であり、部活であり、繁華街だ。

私は幸いにも組織に深入りすることなく、束縛が極限まで薄い環境に居続けることができたが、そうじゃない環境に身を置いたら最後だ。そこで受けたトラウマで人生が破壊されたり、いつまでも抜け出せなかったり、周りが悪いのに自己嫌悪に陥って自殺してしまう人間も少なくない。

そんな全部のリスクを乗り越えて安心できる生活を手に入れることの難易度がきわめて難しくなってきている。それを自分の子孫に課し、自分自身でさえ世の中に圧迫感を持っているのに、うまく家族を守ってあげることができるか、うまくトラブルを乗り越えられるか、それを踏まえてでも後世に「人生という商品」を推奨できるのか。疑問はぬぐえない。