スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察

知ってる?人権時代

別館『スキゾイドパーソナリティ障害の生存競争』も更新中です。 http://schizoid.hatenablog.jp/


田舎の片側一車線の国道、どこまでも続く田園風景、その向こうには海。そんな景色を軽快にミニバンで駆け抜けてゆく。今日ここに来た理由は特にない。たまたま、国道を車で走っていたらこの地方にきてしまったのだ。

なぜだかわからないが、ふと、人権時代を思い出す。人権が普通に存在した時代。労働に人生の大半を追われることなく、余裕のある気持ちで誰もが生きることのできた時代だ。昔、そんな時代があったのだ。誰もが最低賃金以上の生活資金を給付され、貧困や飢餓とは無縁の社会が存在したのだ。

「知ってた?人権時代」そういいながら人権ノスタルジーに浸る人間たちを、今年に入ってからも少しだけ見かけた。もはやそんなことを口にすることさえなくなったこの社会で、嘆きが時代の再生を物語っているような気がして、自然と笑ってしまう。くだらない思考はほどほどにして、車を進めよう。

高速のインターが見えてくる。一車線だった国道が片道2車線へと変わり、更に内側車線と外側車線が分岐して高架になってゆく。双方から高速本線へのアプローチが可能な構造になっている。こんなど田舎に過剰設備だと余計なことを考えながらも私は一般国道を走り続ける。