スキゾイド雑記帳

人間害悪・人間リスクについての考察。個の尊重される社会とは。

人生代行業~第2話~

清潔感のある白い封筒の中に書類が入っており、代行についての説明書きと契約書が入っていた。簡単に言えば、一日の朝から晩までの義務をすべて代わりにやってくれるというものだ。労働や人間関係についても、矛盾や疑義のないように説明するところまで含め…

人生代行業~第1話~

ゴミみたいな毎日、早朝に起床し、首を絞めるような気分でネクタイを締め、首都圏屈指の混雑路線でおびただしい数の人間に囲まれながら電車に揺られること1時間半。ようやく職場にたどり着く。偽善者のような社歌が流れ、やりがい・情熱・成長などの科学的根…

退場欲求

こんなことを言えば非国民だといわれるだろうが、私は頑張っている人があまり得ではない。常に目標を決めて、それに一生懸命な人。今は総活躍社会などと言われているが、誰もが同じように仕事と家庭と世間体だけに猛進する社会はとても窮屈だと思う。 女性の…

マイルドヤンキーの頭の悪そうな遊び方

人間は組織を作るのが大好きな生き物だ。災害対策本部、業務の課題解決のための部門横断混成部隊など、部や隊といった名称で構成員が一丸となっているという設定に酔いしれる。一体何がそうさせているのかはわからないが、それが私の人生に対して負荷となっ…

大人百貨店本店

本日も、一人前百貨店をご利用いただき、誠に、ありがとうございます。当エレベーターは各階に停車いたします。ご利用のない階にも停まりますので、何卒ご了承くださいませ。 次は2階でございます。2階では学校用品について取り扱っております。部活動への忠…

達成感は空虚感

度々書いているけれど、いまだによくわからない問題があるので、懲りずにまた考えてみることにします。 何かを達成したい欲求、大きなことを成し遂げたい欲求、偉い人や組織を動かしたい欲求、それらに認められたい欲求、そんなものが今日も不要不急の労働に…

東京労働者流通センター【再掲】

東京労働者流通センター、それは、おびただしい数の22歳の人間が集まる、正社員派遣サービス企業の倉庫のことである。4月1日から取引先企業に売却される22歳達が、精神論に則った教育を受けている。今日も倉庫から罵声や失跡の声、熱意を叫ぶ声が聞こえてく…

否定求人【再掲】

遠い未来の架空の話 職を探してハローワークに出向く失業者が都会に目立つ。 「否定のお仕事、してみませんか」 こんな広告が壁を独占している。 どんな仕事なのだろう。 不思議に思い、中に入ってみた。 詳細を聞いてみると、こうだった。 「簡単なお仕事で…

21century japs

911から始まった21世紀、当時の自分は10歳だった。その後、中越地震、東北地震、就職難、原発事故、学校における非行問題、過労自殺と色々な問題が発生した。 そして今、国際情勢が緊張化している。週末の北朝鮮の動き次第では情勢が大きく変化しそうだ。日…

50歳の夏

最後の世代といわれた私も、もう50歳を迎える。平成不況のもとで育ち、あらゆる社会の崩壊・崩落をこの目で見てきた世代だ。就職難によるブラック企業の台頭、世代間格差による垂直対立、人類の誕生ボイコットと言われた非婚化と少子化、消費欲求の失墜と公…

リスクマン

労働や社会のリスクについて、日本の学校では学ぶことができない。社会や人間は理性的なものだという前提で、その完全性を軸に話が進んでいく。だから「社会で活躍できるように」とか「社会でうまくやっていける ように」という言葉が飛び交う。社会が不完全…

字数を書くことを目的とするバカ作文

この社会は、文章を無駄に長く書くことを過剰に求めていると思う。レポート、論文、課題、報告書、書かなくてもいいことを分量を設定して他人に強いる。何も感動しなかったものや何も発見がなかったものについても、無理矢理文章にさせる。本来であれば、こ…

スクールカースト後遺症

大人になってからも過去の自分の立ち位置や人間関係、記憶を引きずり出してはそれに悩む人が多い。自分の周りにも、過去の自分が置かれた環境や立ち位置をずっと引きずり、その時の記憶や感情を理由に今を楽しめないという人が少なくない。そういう過去を引…

限定

コミュニケーション能力を就職活動の必須条件にする傾向が必ずしも悪いとは思えないが、それを大学時代に限定して重視するのには違和感がある。本当に社会人としてコミュニケーション能力と呼ばれるものが必要ならば、そういう人間関係の構築法も高校までの…

生産の強制は参加の強制

「○○は生産性がない」と、特定の対象をその生産性の不在により非難する意見が出ているが、他人の生き方をどうのこうのいうことに対する気持ち悪さもある一方、生産性がないことが悪いことだとする風潮にも気味悪さを感じる。そもそも、生産性がないことがな…

死にたいといわれたら

死にたいと唐突にいわれたとき、私たちはどのような行動をとることができるだろうか。死にたいといっても決して自殺してしまうわけではなく、死にたいという心理状態に順ずる無力感を常に備えた状態にある人と対峙することを想定した場合についてである。継…

人生の転落防止策

大学受験は私の人生の大きな失敗の原点だった。大学受験の結果自体が失敗なのではなく、進路設計に対して真剣じゃなかったことが失敗なのである。成績上位だった私は高校の進学実績稼ぎに上手く載せられ、学部や学科を問わず大学を受けてしまった。その先に…

人間関係2.0

幸いにもこの性格で何人かの知人友人に恵まれているが、気分や機嫌が安定している健康なタイプの人は少ない、というより皆無かもしれない。楽しいことがあった翌日に不機嫌になっていたり連絡を無視されたりすることも普通にあり、かといってまた別のタイミ…

先延ばしが習慣化

私は表面的には環境を変えたり何かをやりたいという動機で様々なことに挑戦してきたが、実際は底の見えない将来の不安から自分を解放することに必死になっていただけだ。向上心の欠片もないでのある。それなのに周囲は私を努力家だと勘違いし、真面目で向上…

水槽、刑務所、学校、コミュニティ

とある学級。 魚を育てるのが好きな優等生がいた。成績はすべて優秀、教師や同級生からの評判も抜群だ。 優等生は周りのみんなが一目置くほどの有能な生徒で、性格も活発だったので、人気者だった。 そんな派手な性格にも関わらず、魚を大切に、日々地道な世…

終わった人のはじまりの展望

・組織で働くことにまったく関心がない・団体で何かをすることに興味がない・運動会などでも、何組が勝つかとか、みんなで勝利をつかむとか、そういう「複数人で目標を達成すること」に、まったく興味がなかった ・個人に何か貢献することには興味がある・祖…

部活に入らなかった理由

「真面目に作業しろよ!」「やる気あんのかよ!」「帰れよ!」「使えねえなあ!」 文化祭実行委員のボスである女子生徒の罵声が教室中に響く。今週も土日の両方が文化祭準備に充てられ、クラスの学生は部活動の事情を除き、総出席を強いられた。2ヵ月前から…

マウントクラスタかまってちゃん

球技が得意ないじめっ子がいた。 球技が苦手な子を徹底的に非難し、ボールを投げつけたり、パスがうまくできないと罵声を浴びせたりした。このいじめっ子の口癖は「迷惑、こいつのせいで勝てない!足引っ張るなよ!できない奴はウゼエ、むかつく、死ね!」だ…

ある街の不気味な朝

ある地域で重大な問題が起こっていると聞き、視察に向かう。重大な問題の内容というのは、どうやら暴走運転を行う者がいて重大な交通災害をもたらしているというものだった。 目的地に到着すると、そこには異様な光景が広がっていた。人の気配はなく、あらゆ…

合計特殊出生率0.01

慣れや慣習に我慢して従って適応していくと、無意識のうちにそれを常識として他人に強いるようになる。少なくともこうなっていない人を身近な人に見つけることができない。どうしても人間は自分の経験をスタンダードだと正当化し、それが決定的な間違いだと…

モリゾーは泣いていた

大阪万博の誘致を行おうという動きがあるようだ。日本のすばらしさを世界に知ってもらうためなどという主張がやはり台頭し、国際社会に日本をアピールすることで国の威厳や信頼が保たれるということなのだろう。日本人が好みそうな感情行動を誘発しやすい手…

息を止めた街

ある地域で重大な問題が起こっていると聞き、視察に向かう。重大な問題の内容というのは、どうやら暴走運転を行う者がいて重大な交通災害をもたらしているというものだった。 目的地に到着すると、そこには異様な光景が広がっていた。人の気配はなく、あらゆ…

予備校って何ですか?

小学校の時、中学受験の予備校に通っていた。中学受験は当時、国数理社の4科目がベース。一部の学校は国数の2科目受験が認められていて、予備校にも2科目クラスがあった。ただ、2科目受験を認めている学校というのが、共学や女子校が中心で、男子が2科目クラ…

平和が好きじゃない人たち

中年以上の世代は優劣を強く意識するように育っているためか、普段の会話でもマウントをとることが多い。マウントをとって相手を打ち負かす、言い負かすような言い方をしたり、相手を冷やかしたり、言わなくてもいいようなことを言ったりして、最終的に相手…

電波販売所

今月も携帯電話の通信制限が近づいてきた。少し使いすぎてしまったことを反省する。昼休みにベンチに座ってメールを開く。毎月のように、契約先から通信制限をかける予告通知を受ける。せいぜい月末の数日の我慢だと思い、いつものようにWIFI通信に依存する…